Sunday, 22 November 2020

お天気石気象予報所

 



天気予報とは当たらないものの代表格ですが、「一日の中に四季がある」と言われるニュージーランドでは、ますます当たりません。予報も、晴れ時々曇り一時雨みたいのばっかり。

そこで、地元のライオンズクラブがあるメンバーを偲んで気象予報所を立ち上げました。

その名も、お天気石気象予報所 (Weatherstone Forecasting Service)。

その予報の内容は、ご覧の通り、見ての通り。

  • 石が濡れている→雨が降っている
  • 石が乾いている→雨が降っていない
  • 石が影を落としている→晴れている
  • 白いものが上に→霜が降りる寒さ
  • 石が見えない→霧が深い
  • 石が揺れている→とても風が強い
  • 石の底が濡れている→満潮
  • 石がくるくる回っている、またはどっかに行った→竜巻


Saturday, 22 August 2020

監獄ロック


ロックダウン中のオークランド(田舎町ですがぎりぎりスーパーシティの境界内)で、ほかにいくとこもないので、ワイウク・リバーのほとりを散歩してきました。

公園に、昔の建物を保存している一角があり、これは昔のワイウク監獄(ロックアップ)です。まあ、この大きさで済んだということは、港町の割には治安が良かったんでしょう。
 

Sunday, 26 July 2020

ワイウクのマタリキ・フェスティバル



ニュージーランドの先住民、マーオリ族のカレンダーでの新年は、南半球の冬至を過ぎて、マーオリ語でマタリキと呼ばれるプレアデス星団、すばるが夜明けの空に再び現れるのを区切りにしてます。この新年を迎える行事もまたマタリキと言います。

クリスマスが真夏に来てしまうので、ヨーロッパ系の人たちが六月の終わりにミッド・ウィンター・クリスマスと称してパーティをするのを見ていて、どうせならマタリキを祝えばええのにと思ってたんですが、マーオリ文化への関心の高まりもあって、近年はだんだんマーオリ族の人たちだけでなく、ニュージーランド人全員で祝うようになってきました。

特に今年は、夏の後半からの行事が新型コロナで全部中止になってしまったので、マタリキは国中各地で行事再開の格好の機会になったようです。

わが町ワイウクでも、地区の学校総出のなかなか賑やかな催しになりました。最後の全員でのハカはすごい迫力でした。

Tuesday, 28 April 2020

ワイウク・リバーのマーオリ族の史跡を巡る遊覧船ラタヒ号




現在、Covid-19 アラートのため休止中ですが、ワイウク・リバーにはラタヒ号という遊覧船が就航してます。

ワイウク・リバーのマーオリ族の史跡を巡るほか、マヌカウ・ハーバーまで出かけて、遊覧クルーズや魚釣り、クレー射撃にも利用できます。

ちなみに、このボート、たまに海賊旗あげてます。村上海賊の子孫としては、ますます親近感湧きます。

Sunday, 26 April 2020

休火山のクレーターの縁に立つ病院



ニュージーランドに来て以来、ずっとオークランド地方保健局で、医療の質と安全向上に関するデータ分析の仕事をしてます。日本の会社や組織と違って、職員の入れ替わりが激しいので、もうすっかり古株です。

職場は、オークランドの中心街にある病院建屋ですが、休火山のクレーターの穴ぼこだらけのオークランドの例に漏れず、プケカワ火山の古い爆発クレーターの縁に立ってます。

ワイウクの地名の由来に登場するマーオリ族のリーダー、タマカエ



ワイウクは、ニュージーランドのポリネシア系先住民、マーオリ族、マーオリ人にとっても重要な場所で、自分はワイウクの中でも特にマーオリ人の多い区域に住んでます。マーオリ人の文化は関西人と割と似てて、とくにおばさんは、大阪のおばちゃんと通じるところが多くて親近感がわきます。町の名前、ワイウクといったマーオリ語は日本語と発音同じやし。

英語で Waiuku Riverとは言うけど、川でなくて干潮の時はほぼ干上がってしまう入江です。ワイというのは、マーオリ語で水、とくに流れる水のことで、海や湖以外は基本ワイといいます。

ワイウクには、その町の由来となった伝説があって、この土地の有力者の兄弟、タマコウとタマカエに、有名な酋長の娘とのお見合い話があったときに、酋長の娘が、弁舌家のタマコウではなく、農夫で、見合いの前にワイ(入江)の粘土(ウク)できちんと農作業で汚れた手を洗ってから会いにきたタマカエの方を選んだということになってます。

実は、この故事には別バージョンがあって、入江の粘土を手を洗うために使ったのではなくて、映画『プレデター』で、シュワルツェネッガー演じる少佐ダッチがプレデターの赤外線を感じる眼をごまかしたように、カモフラージュのために全身に塗りたくってきたという説もあります。この場合、優秀な戦士としてのタマカエを選んだということになります。

おそらく、タマカエは、農業にも軍事にも強い優秀なリーダーだったんでしょう。

ニュージーランド現行最古の酒販売ライセンスを持つホテル



田舎町のわりには、ワイウクにはいろいろと歴史的建造物があって、これは 1853 年に発行された酒販売ライセンスをずっと持ち続けているホテル、The Kentish Hotel。自宅からは徒歩圏内なので、車の運転のこと心配せんでも飲みにいけます。

今の愛車その 2 - K12 マーチ



田舎町から中心街まで、往復 100km を超える長距離通勤なので、燃費を考えて、もともと妻が主に乗っていたマーチを通勤車に使ってます。余裕のある 1.5 リッター・エンジンなんで、こう見えてなかなかの俊足やで。

今の愛車その 1 - T30 エクストレイル



ニュージーランドでアウトドア・レジャーを楽しむには、未舗装路を走る機会が多いので、エクストレイルはうってつけの車。

Saturday, 25 April 2020

日本語に比べ、単語に価値判断の色がつきにくい英語



英語の面白いところは、良し悪し関係なく同じ言葉を使えることが、日本語に比べて多いこと。

この張り紙に出てくる、よく「貢献する」と良い意味で訳される contribute は、ここでは「一因となる」あるいは「助長する」ということで悪い意味。

また「成長する」「伸びる」「育つ」と良い意味で訳されることの多い growing が、ここでは「悪化する」「増悪する」という意味で悪い意味。

辞書で最初に出てくる日本語訳の良い意味、あるいは別の場合は悪い意味に引っ張られて逐語訳すると間違うわけ。

むしろ、英語圏のほうが、日本の中よりも「空気」を読まなければいけないという人が時々いるけど、こういうことかなあと思う。知らんけど。

すべての在外邦人が抱えるレゾンデートル、なぜ日本を出たのか?


当たり前やけど、日本を出んことには在外邦人にはなれんので、当然、すべての在外邦人には、しかるべき日本を出た理由があるわな。

で、まさに、これが、在外邦人がいわゆる「出羽守」になってしまいがちなわけやねん。

「日本の外では当たり前のことが、日本では当たり前でなかった。」

ぶっちゃけ、これが、日本を出た理由になってることが多い。正直自分もそう。日本ではできない自分が当たり前と思うことが、日本の外では気兼ねなくできるとなったら、そら行くやろ、と自分は思うけどな。

Covid-19 対策見てもわかるように、日本の医療は、世界の他の国のやり方とだいぶ違ってて、自分のように、世界の標準のやり方を学んで、それに沿って仕事したい人にとってなかなか辛いもんがある。それで、「出羽守」が言うように、日本が本当に全然ダメなら無理やりでも世界の標準のやり方を推し進める戦いに馳せ参じればええんやけど、話はそんな単純やないんやなあ。

日本の人の多くが信じてくれへんけど、日本の医療は「庶民にとって」世界一と言っていい。吉野家やないけど「うまい、やすい、はやい」なんやね。実際、日本は Covid-19 対策は、見た目こそどんくさくても、実際の結果としては、世界のトップレベルでうまくやってる方やと思う。(ほんまかどうか知らんけど、日頃散々日本をけなしてる「出羽守」も体調悪くなれば、こっそり帰国して受診してるとも聞く。)

もちろん、世界の標準に合わせてなくて、しかも「これはあかんやろ」ところもあることはあるけど、それは、世界一の長寿国をささえる「うまい、やすい、はやい」の前ではどうしても霞んでしまう。

ニュージーランドでは、幸い、世界の標準の先頭を切る仕事ができてるけど、日本にはいつも、その手「も」あったか、という刺激をいつももらってます。




怪走紳士@ワゴン三世のサイバーガレージ・リローデッド




ジオシティーズのホームページと、ヤフー・ブログが消えてしまったので、こっちでツイッターに収まりきらない分を書いてくことにしました。

どうぞ、よろしゅう。