Saturday, 25 April 2020

すべての在外邦人が抱えるレゾンデートル、なぜ日本を出たのか?


当たり前やけど、日本を出んことには在外邦人にはなれんので、当然、すべての在外邦人には、しかるべき日本を出た理由があるわな。

で、まさに、これが、在外邦人がいわゆる「出羽守」になってしまいがちなわけやねん。

「日本の外では当たり前のことが、日本では当たり前でなかった。」

ぶっちゃけ、これが、日本を出た理由になってることが多い。正直自分もそう。日本ではできない自分が当たり前と思うことが、日本の外では気兼ねなくできるとなったら、そら行くやろ、と自分は思うけどな。

Covid-19 対策見てもわかるように、日本の医療は、世界の他の国のやり方とだいぶ違ってて、自分のように、世界の標準のやり方を学んで、それに沿って仕事したい人にとってなかなか辛いもんがある。それで、「出羽守」が言うように、日本が本当に全然ダメなら無理やりでも世界の標準のやり方を推し進める戦いに馳せ参じればええんやけど、話はそんな単純やないんやなあ。

日本の人の多くが信じてくれへんけど、日本の医療は「庶民にとって」世界一と言っていい。吉野家やないけど「うまい、やすい、はやい」なんやね。実際、日本は Covid-19 対策は、見た目こそどんくさくても、実際の結果としては、世界のトップレベルでうまくやってる方やと思う。(ほんまかどうか知らんけど、日頃散々日本をけなしてる「出羽守」も体調悪くなれば、こっそり帰国して受診してるとも聞く。)

もちろん、世界の標準に合わせてなくて、しかも「これはあかんやろ」ところもあることはあるけど、それは、世界一の長寿国をささえる「うまい、やすい、はやい」の前ではどうしても霞んでしまう。

ニュージーランドでは、幸い、世界の標準の先頭を切る仕事ができてるけど、日本にはいつも、その手「も」あったか、という刺激をいつももらってます。




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